お砂糖って何からできているの?

お砂糖の二大原料、「てん菜」と「さとうきび」

ねぇ、シュガポン!
お砂糖の原料は、2つの植物だって聞いたことあるんだけど、ひとつは「さとうきび」よね。もうひとつはなぁに?

それはね、「てん菜」っていう植物だよ!
「さとうきび」と「てん菜」、この2つがお砂糖の原料になる2大植物なんだ!

てん菜って、「ビート」とも言うわよね・・・。
丸くてずんぐりした、ダイコンとかカブみたいな植物でしょう?

そう、てん菜はふとーい根っこの部分に、たっぷり甘みを貯えることができるんだ。形はダイコンに似てるけど、実はホウレンソウの仲間なんだよ。

ホウレンソウ!? 見た目はいかにも根菜って感じなのに・・・。それにしても、土から生える植物の中に、どうやったらそんな甘みができるのかしら。フシギね~。

植物は、水と二酸化炭素を原料に、太陽エネルギーを使って光合成をするよね。その光合成でつくられるのが、成長のためのエネルギーとなる「糖質」なんだ。

ふむふむ、なるほど。糖質は光合成でできるのね。でも、果物やほかの野菜でも甘いものってたくさんあるわよね。どうしてこの二つが、とりわけお砂糖の原料になるのかしら?

実はね、お砂糖の成分のほとんどは「蔗(ショ)糖」という糖質なんだ!そしててん菜やさとうきびは、光合成でできる糖質を「蔗(ショ)糖」として貯えられるんだよ!
だから、お砂糖に加工するのにとっても便利なんだ!

へ~、まさにお砂糖になるべくして産まれた植物って感じね!
「2大植物」って言われる理由が分かったわ♪

さとうきび(別名:甘ショ)

温暖な地域で栽培される、イネ科の多年生植物。夏の強い日差しによって活発な光合成をし、ショ糖をつくる。糖分を含む茎は、高さ3~6m、直径2.5~5センチにもなる。

てん菜(別名:サトウダイコン、ビート)

温帯の冷涼な地域に育つ植物で、ホウレンソウと同じアカザ科に属する。根の部分に糖分を貯え、直径10~15センチ、長さ約30センチの紡錘形で重さは500g~1kgほど。

北海道から沖縄まで! 活躍する砂糖の原料たち

日本国内では、てん菜は主に北海道で作られているよ。ジャガイモや、秋まき小麦の輪作作物(※1)として植えられるんだって。さとうきびの産地は、もちろん知ってるよね?

さとうきびと言えば沖縄、よね!真っ青な空にさとうきび畑・・・うーん沖縄に行きたくなっちゃう♥

そうそう、あとは種子島や奄美大島などの、鹿児島県南西諸島も大きな産地だね。さとうきび生産は、鹿児島や沖縄の基幹産業でもあるんだよ。

へー! もはや、一つの農作物というレベルを超えているのね!

そうだね。収穫されたさとうきびは、原料糖や黒砂糖に加工されて、製糖メーカーや菓子メーカーに販売されたりして、地元の経済をがっちり支えているんだ!

北海道のてん菜も、輪作のサイクルに加わることで大事な畑を守っているし、お砂糖の原料たち、北でも南でもあちこちで日本の産業に貢献しているのね。がんばってる~!

  • (※1)一種類の作物のみを作り続けると畑が痩せてしまうため、同じ畑に複数の作物を交替で植えることを「輪作」という

どこが有名? 世界の砂糖生産国

上の地図は、世界のてん菜とさとうきびの産地を表しているよ。現在、世界中で1億8000万トン以上(2013年)も生産されているお砂糖。その7割はさとうきびからつくられていて、主な産地は中南米とアジアなんだ。てん菜はフランス、ドイツなどのヨーロッパ諸国が有名な産地だよ。

こうして砂糖は広まった」のページでも、さとうきびの生産量1位はブラジルだって言っていたものね。各国で作られた砂糖原料は、日本にも届くのかしら?

うん、日本で消費されるお砂糖のうち、国産の原料から生産されるのは全体の三分の一くらい。残りはさとうきびからつくられる原料糖を輸入しているんだ。
主な輸入先はタイやオーストラリアだよ。

参考資料:精糖工業会発行:「お砂糖豆辞典」
参考資料:砂糖を科学する会発行:「砂糖の知識」

シュガポンのまとめ

お砂糖は「さとうきび」と「てん菜」という、植物原料100%でできているんだね!
自然の恵みいっぱいの天然の甘みということを感じて欲しいな!