こうして砂糖は広まった~世界一周、砂糖の旅~

紀元前8000年~11世紀後半さとうきびの伝説~十字軍遠征で広まる砂糖

1 紀元前8000~紀元前1500年 ニューギニア

1 紀元前8000~紀元前1500年 ニューギニア ニューギニアでさとうきび発祥の伝説

2 紀元前327年 インド

2 紀元前327年 インド アレクサンダー大王がさとうきび発見

3 5世紀ごろ 中国

3 5世紀ごろ 中国 中国で「沙糖※1」が作られる ※1 さとうきびを煮詰めて乾燥させたもの=砂糖

4 710年 エジプト

4 710年 エジプト エジプトで砂糖が精製される

5 754年 日本

5 754年 中国から日本に砂糖が伝わる 日本

6 1096年 ヨーロッパ各地

6 1096年 ヨーロッパ各地 ヨーロッパで十字軍の遠征開始、砂糖が広まる

今では世界中にあるお砂糖、どうやって広まったのか、その歴史を見てみよう!

お砂糖の歴史ねぇ・・・。考えたことなかったなぁ。はじまりってどこなのかしら。
おしえてシュガポン!

うん!まずね、砂糖の原料となるさとうきび発祥の伝説が残るのが、今のニューギニア周辺の島々。紀元前8000年というから、本当に古くからお砂糖と人間は関わりがあったんだね。

やっぱりさとうきびと言えば、南国の島なのね~。
それからどんな風に広まったのかな?

紀元前327年にインドに遠征したアレクサンダー大王が、ガンジス川流域でさとうきびを発見したらしいよ。最初にさとうきびから砂糖をつくったのがインドだとされていて、インドは砂糖発祥の地といわれているんだ。英語の「Sugar」も、サンスクリット語でさとうきびを意味する「Sarkara」が語源なんだとか。

インドが発祥なのね。辛いカレーのイメージとはちょっとちがうけど・・・、さすが歴史ある国って感じね!

そう、インドから東は中国、さらに日本へ。西はヨーロッパ、そしてエジプトを経由してアフリカへと、お砂糖は伝わって行ったんだ。そして11世紀後半以降に「十字軍の遠征」によって、ヨーロッパ各地でお砂糖が広まることになったんだよ。

お砂糖豆知識:~日本へ伝わった砂糖~

砂糖が日本に伝わった最古の記録は、8世紀の奈良時代に中国から運ばれてきたといわれています。15世紀には、茶の湯の流行に相まって、和菓子が発達しました。16世紀に入り南蛮貿易が盛んになると、カステラなどの西洋菓子とともに砂糖がたくさんもたらされるように。
18世紀以降、江戸幕府により国内産糖が奨励され、明治時代には一般庶民も砂糖を楽しめるようになりました。

15世紀後半~19世紀コロンブスの大航海~欧州が手掛けた広大な砂糖農園

7 1493年 カナリア諸島

7 1493年 カナリア諸島 コロンブスの大航海により、カナリア諸島のさとうきびが西インド諸島・ヒスパニオラ島に移植される

8 15世紀末頃 アメリカ大陸

8 15世紀末頃 アメリカ大陸 ヒスパニオラ島から、南北アメリカ大陸に砂糖が伝わる

9 1531年 ブラジル

9 1531年 ブラジル ブラジルに製糖業がおこる。のちに、砂糖生産の中心国に

10 16~19世紀 イギリス

10 16~19世紀 イギリス イギリスが中心となり、大規模なさとうきび農園を展開

インドを起点にアジアやヨーロッパまで、ユーラシア大陸全土にお砂糖が広まったのね~。その先、大西洋を越えてアメリカに砂糖を届けたのは、ひょっとして・・・

そう! コロンブスの大航海!
西アフリカのカナリア諸島で栽培されていたさとうきびを、西インド諸島にあるヒスパニオラ島に移植したのがコロンブス。そこからは、南北アメリカ大陸に広まっていったんだよ。

南米では、いまでも砂糖生産は盛んなのよね?

それは、昔のヨーロッパによる大規模なさとうきび農園経営の名残だね。16~19世紀に、イギリスを中心としたヨーロッパ諸国は、南米アフリカ大陸で、大規模なさとうきび畑開発、砂糖の大量生産を行ったんだよ。現在でも、さとうきびの生産量はブラジルが世界一なんだ!

世界一! 発祥の地インドから遠く離れた国で、今もお砂糖はどんどん増え続けているのね。お砂糖の歴史って、面白い!

参考資料:砂糖を科学する会発行:「砂糖の知識」

シュガポンのまとめ

インドのガンジス川から長~い歴史を経て、世界中に広まったお砂糖。今、ぼくたちが毎日食べているお砂糖も、地球上でいろいろな旅をしているんだね! 美味しいスイーツを食べる時は、そのロマンをちょっと思い出してほしいなぁ・・・♪